Notion MCPで「利用上限に達しました」と出たときの対処と、避けるコツ
Claude CodeからNotionのタスク表をSQLで検索させようとしたら、急にエラーで止まった。そんな経験はありませんか。私は家の用事を管理するタスク表を引こうとして、次のエラーに当たりました。Notion MCPのつなぎ方はClaude CodeからNotionを読み書きできるようにする(Notion MCPのつなぎ方)にあります。
Your workspace has reached the usage limit for Query Data Source.
You can try again later.
エラーには、usage_limit_reached(上限に達した)、retryability: later(あとで再試行できる)、side_effects: none(副作用なし)という項目も付いていました。さらに、Notion Businessでは Query Data Source の上限が高いという案内も出ました。この記事では、このエラーの意味と、止まったときに作業を続ける方法をまとめます。
このエラーは何が起きているのか
止まったのは notion-query-data-sources というツールです。データベースの行をまとめて引くためのもので、公式ドキュメントでは3つのモードがあると説明されています。
| モード | できること | 上限 |
|---|---|---|
| SQL | 1つまたは複数のデータベースにSQLで問い合わせる | Business・Enterpriseで Notion AI があれば無制限。それ以外は、ワークスペース単位の共有枠(単一データベースのSQL) |
| rows | 1つのデータベースを、絞り込みと並べ替えつきで読む | 単一データベースのSQLと同じ枠を使う |
| view | 保存済みのビューに出る行を、そのビューの設定のまま読む | どのプランでも、このツール固有の枠はない |
公式ドキュメントには「Other plans share a per-workspace usage limit for single-data-source SQL and receive an upgrade prompt after the allowance is exhausted」とあります。つまり、無料プランなどでは、ワークスペース全体で共有する枠を使い切ると、上限エラーと、プランの案内が返る仕組みです。自分ひとりで使っていても、枠はワークスペース単位で数えられます。
止まっても何も壊れていない
このエラーは、書き込みの途中で出たわけではありません。私が受け取ったエラーには side_effects: none とあり、検索の依頼が実行されなかっただけでした。読むための操作なので、タスク表もそのまま無事です。あわてて何かを直す必要はありません。
止まったときに作業を続ける3つの方法
上限に当たったときの切り替え先
- 1. SQLが止まるエラーの内容を読み、副作用がないことを確かめる
- 2. 別の読み方に切り替えるビュー、ページの直接取得、検索のどれかを使う
- 3. 必要なものだけ読む全件を引かず、見たい行だけに絞る
方法1: ビューで読む
公式ドキュメントによると、viewモードは「every plan without a tool-specific quota」、つまり全プランでこのツール固有の枠がありません。「未完了のタスクだけ、期限順」のようなビューをNotion上で保存しておけば、Claudeにそのビューを読ませることができます。上限を気にする人は、よく使う絞り込みをビューにしておくのがおすすめです。
方法2: 親のページを開いて、子ページを1つずつ読む
私が実際にやったのはこれです。公式ドキュメントでは、notion-fetch はページ、データベース、ビューなどをURLまたはIDで取得するツールとされています。SQLの代わりに親のページを直接開き、そこに載っている子ページの一覧から、必要な情報を読み取りました。子ページの状態や期限まで要るときは、1つずつ開けば続けられます。件数が多いと時間がかかるので、見る範囲を絞るのがこつです。
方法3: 検索を使う
公式ドキュメントでは、notion-search はキーワードやページ名などで探せるツールです。私の環境では、SQLが上限で止まっていた間も、検索は使えました。ただし、これは私の体験であり、公式に「検索は上限と無関係」と書かれているのを確かめたわけではありません。
上限を気にしなくて済む使い方
- 同じ条件のSQLを何度も投げない。1回で必要な列と行をまとめて引く
- よく使う絞り込みは、ビューにして保存する
- 「全件を見せて」ではなく、「今週期限のものだけ」と範囲を決めて頼む
- SQLの結果は、リンクやメンションの中身が落ちることがある。公式ドキュメントにも、SQLの出力は「mention text, link targets, and formatting」を省くことがあると書かれています。空白に見えても壊れたとは限らないので、ページを直接開いて確かめる
回数やリセット時刻は書かれていない
気になるのは「何回までか」「いつ戻るか」ですが、私が確かめた公式ドキュメント(Notion MCPの対応ツールのページ)には、枠の具体的な回数もリセットの時刻も書かれていません。私の環境では、昼ごろに上限に当たり、夜には再び使えていました。ただ、いつ戻ったのかまでは分かりません。回数を数えて管理するより、上のように別の読み方を用意しておくほうが確実です。
別のしくみとして、MCPには通常のAPIと同じ頻度制限もあります。公式ドキュメントによると、待ち時間が2秒以内なら1回だけ自動で再試行し、それ以外はすぐにエラーとして返します。こちらは短時間のアクセス集中の話で、今回の「使用枠」とは別物です。
まとめ
- 「usage limit for Query Data Source」は、SQLの使用枠が尽きたというエラー。
side_effects: noneなので、何も壊れていない - Business・Enterpriseで Notion AI があればSQLは無制限。それ以外はワークスペース共有の枠がある。回数とリセット時刻は公式には書かれていない
- 止まったら、ビュー(全プランで枠なし)、ページの直接取得、検索で続ける
- 普段から、よく使う絞り込みはビューにし、SQLはまとめて1回で引く
タスク表の作り方は、Notionにシンプルなタスク表を作り、Claudeにタスクを足してもらうにまとめました。